こころの眼でとらえた記録です。クリックで拡大
空のキャンバスに出現する得も言われぬ美しい色に言葉が見つからない。
写真はいつも旅が終わった後にゆっくりと何倍にもして楽しませてくれる。
一瞬を風化させず永久にとどめ、不思議なことに時間がたつほどに感動が大きく膨らんでいくようだ。
同じサクラの木を日が暮れるまでの数時間、様々な表情を撮ってみた。
こんなにじっくりとサクラと対峙したのは初めて。開花のみならず、散っていく儚さや潔さは人生にもよくたとえられ、日本文化に最も馴染みのある植物だが、昼に見せる清楚でかわいいサクラも、夕空をバックに花びらをびっしりと塊にして見せる様相は怖ささえ感じる。