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不動産セミナーにいってきました 2014/7/25

昨日の決算は個人的には特に特筆すべきものはなかったので、これさいわいと不動産セミナーに出席してきました。純粋な不動産業界のセミナーです。私の場合、不動産投資の研究と銘柄としての不動産とまさに一石二鳥であります。

消費税増税の反動は大きいですね。
反動の大きい順番に注文住宅、建売住宅、新築マンション、
若干の反動減は、中古マンション、戸建て
関係なく好調なのは投資用アパート、事業用用地・マンション用地の取得。

なんといっても、資材費の高騰もあるが最も深刻なのは人手不足。
マンション開発会社は相当厳しいのではないかとのこと。
つまり土地を仕入れても採算の合うコストでマンションが作れないらしい。

株価は上記状況をある程度織り込んでいると思いますが、戸建て分譲住宅等の会社は厳しそう。投資用マンション関連は今のところ好調ですが、マンションディベローパーは在庫の状況等良く吟味した方が良いでしょうね。

一方で、大手不動産会社。

オフィス賃料が明確な上昇傾向を示してきており、既に都心にオフィスビルを多数有する大手不動産はもっと注目されても良いはず。建設・電線・含み資産株とマーケットで人気が付いてきたが、次はいよいよ不動産株か???

時価含み益を考慮した実質PBRは以下の通りです。
ヒューリック3倍
東急不動産 1.2倍
三井不動産 1.3倍
三菱地所 1.0倍
住友不動産 1.1倍
東京建物 1.2倍
イオンモール 1.1倍
NTT都市開発 0.6倍

大手不動産株はPER面での割高感が良く指摘されるが、実質PBRで見るとけっこう割安。
不動産セクターは住宅も含めるとPERで割安な銘柄も多いが、割安には割安の理由があるので要注意。
割安の背景を吟味することが重要です。その上で市場が誤解していると確信できればしめたもの。

個人的には大手不動産株をド真ん中に据えながら、都心に強い割安不動産株をいくつか仕込んで楽しみに急騰劇を待っているんです。

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